津軽錦石<青森県> 【日本銘石】
TUGARU Brocase stone
津軽錦石
錦石とは二色以上が含まれた、青森県産のカラフルで模様のある石のことで、その特徴をもった総称です。
産出するエリアも広く、種類も多岐に渡ります。
人の心を打つ、自由さを感じずにはいられない美しさは、青森県の伝統工芸品として平成八年に正式に認定されました。
碧玉や玉髄、めのうなど様々な鉱物を元にしており、含有する鉱物により発色や模様が現れますので、同じものを見つけることは容易ではありません。
採取は、玉石として川や海岸に打ち上げられます。
縄文時代の遺跡から約5500年前-4000年前の津軽錦石が出土し勾玉などの装飾品が出土しています。
江戸時代には、かんざしや帯留めとしても愛用され、その錦石の加工技術が山梨県に伝わり、山梨水晶加工の技術革新の基礎を培ったといわれています。
産地 | 青森県 |
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意味 | 癒し、若さ、艶やか |
鉱物分類 | 碧玉、玉髄、瑪瑙など |
化学組成 | SiO2を主成分とする |
結晶系 | - |
へき開 | - |
モース硬度 | 7.0~7.5 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 灰色、青色、白色、黒色、赤色、黄色など |
比重 | - |